居合、ムズ!

令和元年(2019)年11月23日


世田谷支部 吉永 梅 初段
無雙直傳英信流

7月下旬、世田谷支部の試斬会を見学させてもらいました。正直な感想として、「何で斬れないの?自分ならできちゃうかも!」と思っちゃいました。それでも、先輩方の姿はマジでかっこよくて本気でやりたいと思い入門しました。初稽古から今になるまで楽しい気持ちと同等くらいの本当に難しいという気持ちがあります。

今まで自分がしてきたスポーツは海外からきたのばっかしで武道は初体験でした。海外のやつは、決まったステップやフォームをただただ反復練習をして筋力、体力、チームワークを強めれば勝てるようになるものでした。ほとんど考えないで身体が動けば良かったのですが、居合は本当にまったく違うように感じます。始まってから終わるまで集中して、じっとしてなきゃいけないし、ずっと動作のことを考えているし、エアーの敵がいないとだし、本当に梅の性格上、厳しいのがたくさんあります。ただ一点をゴールとしてひたすら練習してもダメですし、人によって考え方が違うところも難しい点でもありますし、楽しい点でもあります。

こんなに難しいと書いていますが、決して嫌だからではありません。これらは自分が居合を楽しい、続けたいと思う理由のひとつです。自分にできないことが山ほどあってそれをクリアできるようになっていくのが楽しくて仕方ありません。

そして急に話が違くなりますが、10月27日の東京大会まで自分は天狗で自信を持ちすぎてました。でもその大会で技術の低さを実感し一段とガンバろうと思えたし、天狗にはもうならないと決めました。結構、生意気でした。だから精進します。最後に高一なのに弟子入りさせていただいた田口先生、世田谷支部の先輩方、ありがとうございます。まだまだがんばっていきます!