支部長
林 阿良齋
羽衣支部は、林支部長が平成15(2003)年、堺市にある勤務先・羽衣国際大学に居合道部を創設したことから始まりました。大学クラブとしての活動は、最後の部員が卒業し、支部長が定年退職を迎えるまでの12年間続きましたが、その後も卒業生を中心に稽古を継続しています。
稽古は、故・木村泰嘉範士十段直伝の居合道の継承です。精神面においても「居合は、その人の性格や平素の環境のままにあらわれるものです。性格を隠すことことはできません。自分の短所をなくすように努力し、無心になって淡々と居合に打ち込む心掛けが必要です。そのためには、自己主張を避け、相手を尊重する礼儀作法の習慣を身につけることが居合上達の第一歩です。これは実社会においても同様です」といった木村範士が説かれた教え、耐えて、受け容れ、学び、反省するといった、実生活における心掛けの継承を繰り返し行っています。
居合道は、今日まで数百年の歴史を経て、“後発先制”の剣術にとどまらず、深い理論性や高い文化性、哲学的な背景など、さまざまな面を内包してきました。こうした性質を持つからこそ、人間育成においても、大変役立つものであると考えております。羽衣支部は居合道を今日に伝える伝承者の一人として、努力していきたいと考えています。
| 支部名 | 羽衣支部 |
|---|---|
| 流派 | 無雙直傅英信流 |
| 支部長 | 林 阿良齋 |
| 稽古 | 火曜日 19:00~21:00
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